映画「ゲド戦記」の原作。ゲドの壮年期。

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さいはての島へ―ゲド戦記〈3〉 (岩波少年文庫)

前半

世界中で異変が起こっていた。魔法は廃れ、まじない師は追いやられ、詩人は歌が歌えなくなっていた。魔法学院のあるローク以外の土地では、魔法の泉が枯れていた。
 ある日ロークの学院の大賢人・ゲドのもとにアレンという若者がやってくる。アレンはエンラッドのモレドの血筋のもので、異変をゲドのもとへ知らせに来たのだ。ゲドはアレンとともに原因を探るべく一部のロークの長の反対にもかかわらず、旅に出た。探す者も行くべき方向もわからない旅であった。
 道中、ホートタウン、ローバネリーといった街に立ち寄ったが、それらの町でもまじない師は呪文を忘れ、怪しげな薬を使って、白昼夢状態になったり、かつての名産品を作らなくなったりしていた。気がくるってしまった魔法使いである染め師の息子ソプリが、死に関する夢の話をゲド達に話し、旅をともにすることになった。

後半

 船旅の中、アレンは常に物事をはっきりと言わないゲドに対し不信感を覚え始めた。そもそも”特別”な自分とゲド2人だけの旅で、ソプリのような怪しげなものの同行もそれを許したゲドも快く思ってなかった。
 そんな中オブホルという南の島に辿り着く。しかし、そこの住民に突如攻撃され、ゲドは肩を負傷し、ソプリは動転して溺死してしまう。しかしアレンは、陸地へと向かわず、茫洋とした海へと漕ぎ出してしまった。負傷したゲドは弱り、アレンに「死」を感じさせた。アレンは窮地に陥っているゲドを見ても何の感情もわかず、ひたすら西へと向かった。
 とうとう水がなくなり、アレンの意識が途絶えた。目が覚めるとたくさんのイカダからなる外界の集落だった。そこではローク周辺の島で見られたような異変は無く、人々は活気づいて正常であった。そこで傷を癒していたゲドとアレンのもとにオーム・エンバーという名の竜が現れ、竜王であるゲドに助けを求める。2人は急いで出発し、内海を目指して船を進めた。
 竜のいる島に辿り着いた2人は、言葉も話せず、共食いをする竜たちを目の当たりにした。各地で生じた異変は竜の世界もむしばみ、竜たちにもなすすべはなかった。さらに船を進めたゲドはある島に降り立ち、ついに異変の元凶、死を操ろうとたくらむ影と対峙した。ある小屋の横で対峙した3人の中に突如オーム・エンバーが陰に攻撃を仕掛けた。影はひるんだが、竜の心臓を攻撃し、闇の世界へと逃げ込んだ。
 影を追って闇の世界に入った2人は、幻覚に苦しめられながらも進んでいき、死の川までやってきた。影、通称'クモ’はかつてゲドが倒した魔法使いであり、ゲドに恨みもを持っていた。ゲドは自信が死を恐れていないことを主張し、生と死を理解できないクモを説得する。クモは生と死の了解をつなぐ扉へと逃げだし、、アレンとゲドが後を追った。扉を閉じようとするゲドに飛びついたクモは、アレンの持つ剣に切り伏せられ、、クモは死の川を下って行った。
 命からがら闇の世界から帰ってきた二人のもとに、最長老の竜、カレシンが訪れ、2人を乗せてロークへと飛び立っていった。アレンは後のハブナーの王となり、ゲドはその連れ人として伝説に名を残しひっそりと過ごしていったといわれている。

感想

相変わらず描写が独特で面白。結構同じ展開(今回は船旅)が続くので、ガンガン行く展開を期待している人には退屈かも。

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