タイムトラベルで未来が変わってしまう恐怖感。

827views国中千鶴国中千鶴

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タイムトラベルで未来が変わってしまう恐怖感。

48歳の男性二人が、小学校時代と現在とをタイムトラベルする物語です。
彼らは、二人が好きだった女の子を救うため、府中3億円事件を阻止しようと考え、行動します。

48歳になるまでの記憶を持っている彼らは、少しずつ過去を変えてしまいます。
その変えてしまった過去が、現在の事実を歪ませ、その事実が歪むことで過去の事実も歪んでしまいます。
その歪みが小説の中に恐怖感をもたらしているように感じました。
幽霊が出てくるわけでもないし、人が殺されてしまうわけでもないのに、それでもなぜか怖くなる。
そんな印象を持ちました。

しかし、その歪みをわかりながらも過去を変えようとする二人に心打たれます。
自分たちにもその歪みが降りかかるかもしれないのに、それでも意志を貫く姿はおじさんだけどかっこいいと思いました。
また、昔からの友達同士であった二人の信頼関係も素敵だなぁと感じます。
相手の能力を認めて聞かなくてもいいときに、真実を知ろうとせずに待てる関係っていいなぁと思いました。

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