完全自殺マニュアルから11の自殺方法を紹介します。

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完全自殺マニュアル

まえがき

この本には一冊まるごと、自殺の方法だけが細かく細かく書かれている。この本は日本でただ一つの、コトバによる自殺装置だ。

キーワードは「延々」と「繰り返し」だ。延々と続く同じことの繰り返し。これが死にたい気持ちを膨らます第一の要素だ。

僕たちひとりひとりが無力で。いてもいなくてもどうでもいい存在で、つまり命が軽いこと。これが死にたい気持ちを膨らます第二の要素。
僕たちの誰かが死んだって、必ず別の誰かが代わりにやってくれる。誰ひとりとしてかけがえのない存在なんかじゃない。

生きていたってどうせなにも変わらない。これから世の中や自分の身にどんな事が起こるのかだいたいわかっている。「将来、将来!」なんていくら力説してもムダだ。
だから、適当な所で人生を切り上げてしまう自殺は、とてもポジティブな行為だ。

僕の知人に、強烈なドラッグを金属のカプセルに入れてネックレスにして持ち歩いている人がいる。「イザとなったらコレ飲んで死んじゃえばいいんだから」っていって、定職にも付かず気楽に暮らしている。

   この本が、その金属のカプセルみたいなものになればいい。

以下の章では、綿密な調査と筆者の親切心に基づく自殺方法の指南が続く。
本書出版当時(1993年)の自殺のデータや、当時の具体例が記されている。

1 クスリ 

安らかな眠りの延長線上にある死。それが最も理想的な死であり、クスリによってのみ可能である。

最後の晩餐の指南

ハルシオンでは死ねない

自殺失敗で胃洗浄を受けた女性「あんな苦しい思いするんだったらもう自殺はしたくない」

2 首吊り 

日本の自殺者の半数以上がこの手段を選ぶ。

東京で演出家が、首つりの演技をして見せたところ、そのまま見物人の前で死んだという事件があった。

欠点は見た目が汚いこと。

3 飛び降り 

飛び降りには、暗いイメージがない。

明治36年「万物の真相は唯一言にしてつくす。曰く『不可解』」と書き残して華厳滝か
ら飛び降りた青年・藤村操が哲学的で高尚なイメージを与えた。

イメージを塗り変えたのはアイドル歌手岡田有希子。

女性に人気。

通行人に気をつけろ!頭から落ちろ!

4 手首 頸動脈切り

人気は高いが、成功率は5%とも言われる。本当に死にたい人にはお勧めしない。

5 飛び込み 

衝動的な自殺願望にうってつけ。駅構内よりも線路上が多い。

鉄道自殺は七月・八月が多い。夕方六時から七時。七割男性。曇が多い。

多額の賠償金を覚悟する。急ブレーキだけでも請求される。山手線ならラッシュ時で数百万円。

6 ガス中毒

都市ガスでは楽に死ねない。

もっとも美しいが、脱糞だけは避けたい。

ガス自殺未遂で実刑判決を受けた者がいる。

7 感電

年間1万9875人の自殺者中56人だけ。(91年厚生省調べ)

8 入水

今(1993年)、特に高齢者、それも女性に人気。

泳げても、口から耳管に水が入り、三半規管を覆う部分を出血させて平衡感覚を失って溺れてしまう。

9 焼身

苦しい。世間になにか訴えるために死にたいなら、焼身自殺ほど影響力の大きいものはない。

10 凍死

凍死はかなり気持ちいいものらしい。

捜索されるな!

11 その他の手段

餓死

鳥取砂丘で自ら生き埋め

子グマ舎に飛び込む

自殺データ

自殺者が年間1万9875人であった93年の情報があらゆる角度から詳しく分析されている。

おわりに

こういう本を書こうと思ったもともとの理由は、「自殺はいけない」というなんら根拠のないことが非常に純朴に信じられていて、自殺するような人は心の弱い人なんてことが平然と言われていることにイヤ気がさしたからってだけの話だ。

「強く生きろ」なんて平然と言われている世の中は、閉塞していて息苦しい。息苦しくて、生き苦しい。

だからこういう本を流通させて、「イザとなったら死んじゃえばいい」っていう選択肢を作って、閉塞してどん詰りの世の中に風穴を開けて風通しを良くして、ちょっとは生きやすくしよう、ってのが本当の狙いだ。

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