北島康介選手が頂点を目指す理由

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前に進むチカラ

はじめに

 ご存じ、競泳・平泳ぎの北島康介選手が書いた本です。
 アテネ・北京の両オリンピックで競泳の平泳ぎ100m&200mの2冠を達成した北島選手。
 彼は今、ロンドンオリンピックでも再び金メダルを獲得するべく厳しいトレーニングを積んでいます。
 

 すでに十分な名誉も結果も残している彼がなぜ、再び頂点を目指すチャレンジをしているのか・・・?
 その辺について、彼の率直な気持ちが書かれています。

ポイント

・理由①

 彼が再び泳ぐことを決心した理由、それは、金メダルという結果ではなく、未知のこと、他の人が成し遂げたことがないことにチャレンジし、自分自身を成長させたいという飽くなき向上心からです。

 『 水泳は、水の中で前に真っすぐ進む競技だ。後ろに進むことも曲がることもなく、ただひたすら前へと進む。
 水泳を始めた幼稚園の頃から、どうすれば速く泳げるのか、どんなふうに身体を使えば効率よく前に進めるのか、そのことばかり考えてきた。

 ~

 水泳選手としての年齢的なピークはとっくに過ぎている。長いブランクもあった。それでも僕は、泳ぎ続けることを選択した。もう一度、高みを目指して、試行錯誤しながら前に進んできた。

 ~

 自分の力を信じて、もがき、あがいてきたからこそ、今の僕がある。
 この本を書くことを決意したのは、そんな僕の姿勢を伝えることで、現実を前に立ち止まってしまっている人たちに、「前に進む力」を与えることができればいいと思ったからだ。

  「前に進むチカラ」 はじめに より 北島康介著  文藝春秋 刊」』

・理由②

 競技復帰の決断の決め手になったのは、「自分は泳ぐことが好き」という気持ちに改めて気付いたことです。

 『 お金が欲しいか?今のまま暮せていければ十分。
 じゃあ、何が欲しいのか?
 僕は泳ぎたい。楽しく泳ぎ続けたい。僕は泳ぐことが好きなのだ。
 それは、復帰を決意した瞬間だった。まるで「青い鳥」の話のようだが、答えは自分の一番近くにあったのだ。

  「前に進むチカラ」 1章 より 北島康介著  文藝春秋 刊」 』

 何をするにも、好きなことか、そうではないか・・・何をやるにも一番に考えるべき大事なことです。
 北島選手といえども例外ではありませんでした。
 

・理由③

 最後に、「3.11」大震災を受けて、自らの泳ぎで被災者を、日本を、励ましたいという思い。
 自分ができることは何か、考えた末の行動です。

 被災地・気仙沼へ訪問した時の感想から。

 『 実際に訪れたスイミングアカデミー気仙沼は、僕の想像を超える状態だった。建物は、窓も壁も壊され、天井が落ち、プールには様々な瓦礫が溜まっていた。僕は、案内してくれたスクール生たちにかける言葉が見つからなかった。
  ~
 こんな状況でも前に向かって進んでいる彼らを見て、「オレもやるしかないじゃん、頑張るしかないじゃん」と思った。ロンドンオリンピックが終わったら、もう一度気仙沼を訪ねよう。できれば光り輝くメダルを持って、松岩小学校やスイミングアカデミー気仙沼のみんなにそれを見せたい。

  「前に進むチカラ」 あとがき より 北島康介著  文藝春秋 刊」 』

感想

 日本という国全体が、不景気、震災等でどことなく沈みがちなこのご時世、彼のような逆境でこそ真価を発揮する人間がより求められます。
 この本には、大舞台に強い北島選手を育んだ考え方や心構えがたくさん散らばっています。
 是非、読んで欲しいですね。

 自分の身に起こる全てを「前に進むチカラ」に変えて泳ぎ続ける北島選手。そんな彼の挑戦する姿を見て、多くの人々が再び歩き出す勇気を持てたら・・・僕もそう願っています。

 頑張れ、北島康介選手!頑張れ、ニッポン!!

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