アンゲルゼ最終巻 永遠の君に誓う ――正隆さん、おねがい私を食べて――

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アンゲルゼ  永遠の君に誓う (アンゲルゼシリーズ) (コバルト文庫)

概要

ジャンル ダークファンタジー、ホラー、軍隊、SF、ラブ、バトル要素ありの小説です。
作者 須賀しのぶ  イラスト 駒田絹
集英社コバルト文庫 ページ数 362ページ

昭和から継和に変わった世界
アンゲルゼウイルスというウイルスが猛威をふるっていました
このアンゲルゼウイルスは一旦症状が発症するとほとんどの人が死にますが 、万が一生き残ったら人の生血をすするアンゲルゼという生命体に変異してしまいます
アンゲルゼにかまれてもうつるし、キャリア(症状なしウイルス保持者)と親密な接触をしてもうつります
ワクチンも一切なし!
とてもおそろしい病です……
通常アンゲルゼになれば人間だったときの人格を忘れてしまうのですが、子供の場合まれに心は人間のまま体はアンゲルゼにゆっくりと変異していくアンハッチという存在になります
しかしアンハッチは特別な能力を得る代わりに短命です
そんな世界でアンハッチの少女陽菜が成長していくおはなしです

少女向けレーベルですが、大人にも男性にもおすすめです!

あらすじ

1前兆

戦線におもむく陽菜たちアンハッチ組と軍
すっかり力を使いこなせるようになった陽菜が大活躍です
しかし、有紗の具合があまりよくなさそうです

2花

とうとう有紗が倒れます
自分がもう長くないと悟った有紗はずっと慕っていた敷島少佐に自分を食べてほしいと懇願します
しかしその願いは敷島自身の寿命の問題で、けして聞くことのできないものでした

3箱庭の崩壊

陽菜たちの住んでいる島で、アンゲルゼの大量同時変異が起こりパニック状態になりました
なんとこの島は、人為的にアンハッチを育てるための実験島だったのです

4受け継ぐもの

深夜、いきなりおこされた陽菜は有紗の血を飲めと命令されます
もう有紗には寿命が残ってなく、軍は処分と力を移すために陽菜にそんな命令をしたのでした
有紗は最後まで敷島の手を握っていました

そこに有紗が病室にいないことに気が付いた、アンハッチ仲間の港が半狂乱になって探しにきます
陽菜が血まみれなのを見て、感づいた港が陽菜に銃を向けます
結局港は軍に拘束されます

5箱庭の代償

軍に拘束され食事もとらず骸骨のようになった港を敷島と陽菜で迎えに行きます
敷島は港に、ここで死ぬか数年後に孵化して死ぬか選べと迫ります
港は数年でも生きるほうを選びました

6父と母

陽菜の「真実がしりたい」という要望に応え敷島から育ての親のことや、敷島と陽菜の関係が話されます
そんな時、突然軍艦がアンゲルゼに襲われたという連絡が入ります

7揺らぐ闇

軍艦に乗り込んだ陽菜たちですが、今度のアンゲルゼには陽菜の能力がききません
それはそのアンゲルゼが女王候補(蜂の女王蜂のようにアンゲルゼの中の女王)だったからでした
その後陽菜は、自分も女王候補であり、他の候補が陽菜を殺そうと狙ってくることや、自分がアンゲルゼとなれば自分の血液で他のアンハッチや感染者を救えることを聞いてしまいます

8前夜

クリスマスの町で覚野と買い物をしたり、久しぶりに家に帰って誕生日を祝います
覚野とはお互い思いを伝えます

9孵りて帰る

真夜中、基地で捕獲していたアンゲルゼが一斉に暴動を起こしました
それに気づいた陽菜は認識票を覚野に渡して、孵化(アンゲルゼになること)をします
基地に向かった陽菜は敷島に自分の血液を託して、この血から薬を作ってほしいと頼み、空に消えていきます

終章

十年後の世界で、軍人になった覚野が出てきて終わりです。

感想

感動のラストに思わず涙です。
全四巻のほかに雑誌の短編(有紗の話)と、作者本人による同人誌がありますがこちらはもう読めないと思います。
雑誌のほうはもしかしたら探せば図書館で読めるかもしれません。
ちなみに2009年一月号です。

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