アンゲルゼ第3巻 ひびわれた世界と少年の恋 ――どうか、にんげんの私を覚えていて――

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アンゲルゼ ひびわれた世界と少年の恋 (アンゲルゼシリーズ) (コバルト文庫)

概要

ジャンル ダークファンタジー、ホラー、軍隊、SF、ラブ、バトル要素ありの小説です。
作者 須賀しのぶ  イラスト 駒田絹
集英社コバルト文庫 ページ数 276ページ
昭和から継和に変わった世界。
アンゲルゼウイルスというウイルスが猛威をふるっていました。
このアンゲルゼウイルスは一旦症状が発症するとほとんどの人が死にますが 、万が一生き残ったら人の生血をすするアンゲルゼという生命体に変異してしまいます。
アンゲルゼにかまれてもうつるし、キャリア(症状なしウイルス保持者)と親密な接触をしてもうつります。
ワクチンも一切なし!
とてもおそろしい病です……
通常アンゲルゼになれば人間だったときの人格を忘れてしまうのですが、子供の場合まれに心は人間のまま体はアンゲルゼにゆっくりと変異していくアンハッチという存在になります。
そんな世界でアンハッチの少女陽菜が成長していくおはなしです。
少女向けレーベルですが、大人にも男性にもおすすめです!!

あらすじ

1初秋の風

夏休みも終わり、もうすぐ文化祭シーズン。
ロングホームルームでは計画を話し合ったり、なんだかほのぼのオーラです。
ここではなんだかうさんくさいひと樋口中尉が登場したり、陽菜と港は将来的に人工授精で子供を作らせられるだろうというような話があります。
もちろん陽菜は激怒です。

2初期孵化

ここで陽菜の身体が変わってきます。
食べ物の味がしなくなり、空腹だけど何も食べられない状態になります。
そして学校の軍事教練で倒れ、保健室にやってきた敷島小佐をおそってしまいます。
自分が血を求めていることを目の当たりにし、陽菜は衝撃を受けます。

3二つの結末

ここで二回目の強制孵化実験(キャリアの人を陽菜の歌でアンゲルゼに変異させる)をします。
敷島少佐視点なのですが何やらとても苦しそうです。

4少年と将校

敷島が覚野と自分の昔を重ねたりしています。
ある実験のため夜の海を眺める敷島でしたが、気づけば波打ち際でした。
気が付かないうちに自分で歩いてきたのでした。

5写真と遺書

ちかじか戦地に行くとのことで陽菜たちアンハッチはもしもの時のために遺書をかかされ記念写真もとります。

6死の虫

いよいよ戦地です。場所は中国の山間部のようです。
ここでマリア(陽菜を慕うアンゲルゼの少女)が陽菜をかばって大けがを負います。
思わず陽菜はマリアの血をすすってしまい、パニックをおこして力を暴走させます。

7見送る少女

日本国内の病院で陽菜は目覚めます。
敷島が病室にやってきて、陽菜が力を暴走させ、他のアンハッチの寿命を縮めたことを叱ります。
この時陽菜や敷島がほかのアンゲルゼやアンハッチの血を吸う変異体であることや、20にはなれない他のアンハッチと違って、成人できること(しかし結局は短命)であることをはなされます。
敷島が陽菜に厳しい理由は、ほかの仲間や敷島が死んだあと、陽菜は一人で生きていかなければならないからでした。

8見送る少年

陽菜は学校に行かず家にも帰らず、軍事訓練ばかりの生活を始めました。
彼女の中にはどうせ自分は化け物なのだから学校なんて意味がないという気持ちがありました。
そんな陽菜を心配して幼馴染の少年覚野が陽菜を訪ねてきます。
事情を知った覚野は自分にアンゲルゼウイルスをうつせと迫ります。
そんな覚野を見て、自分が陽菜の父親であることをあかし、陽菜のことをずっと覚えていてやってほしいと頼みます。

感想

だんだんと身体が変化していくのが切ないです。
そしてすごいところで終わります。

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