アンゲルゼ第二巻  最後の夏 ――セミの声、もっと長く聞いていたかった――

1288viewsセナセナ

このエントリーをはてなブックマークに追加
アンゲルゼ 最後の夏 (アンゲルゼシリーズ) (コバルト文庫)

概要

ジャンル ダークファンタジー、ホラー、軍隊、SF、ラブ、バトル要素ありの小説です。
作者 須賀しのぶ  イラスト 駒田絹
集英社コバルト文庫 ページ数 312ページ
  

昭和から継和に変わった世界。
アンゲルゼウイルスというウイルスが猛威をふるっていました。
このアンゲルゼウイルスは感染してもほとんどは症状が出ずにキャリアという状態になります。
しかし一旦症状が発症するとほとんどの人が死にます。
しかも万が一生き残ったら人の生血をすするアンゲルゼという生命体に変異してしまいます。
アンゲルゼにかまれてもうつるし、キャリアと親密な接触をしてもうつります。
ワクチンも一切なし!
とてもおそろしい病です……
そんな世界で人間たちは吸血生命体アンゲルゼと戦争をしています。

少女向けレーベルですが、大人にも男性にもおすすめです!!

あらすじ

序章

ここで主人公の天海陽菜の幼少期の記憶が入ってきます。
陽菜の母親が軍の人に殺された時の記憶です。
ここで陽菜は敷島正隆(しきしままさたか)に噛みつき血をすすります。
そこで記憶は終わっています。

キャリア

目覚めた陽菜は自主訓練メニューを始めます。
どうやら彼女は今体は人間に近く、能力はアンゲルゼ(吸血生物)に近いというアンハッチ(未孵化)という状態で軍に協力ということになったそうな。
この章では、育ての母親の思いにふれ仲直りしたり、敷島が実はキャリアなのではないかと話したりします。

アリサ

ツンデレ美少女有紗(ありさ)の登場です。
リモートヴューイング(千里眼)の能力をもつ彼女ですが、八歳のころから軍に利用されていて義務教育すら受けておりません。
そのせいか、敷島に異常に執着していて、敷島が奪われるのではないかという不安から、陽菜(主人公)を敵対視します。
そのせいか陽菜にとって有紗の第一印象は最悪でした。

入道雲

陽菜の行っている中学校も夏休みに入り、基地への泊まり込み訓練がはじまりました。
厳しすぎる訓練にヘトヘトになりながらも親友楓との外出を楽しみにしていました。
しかし陽菜は外出日前日に熱を出してしまいます。
落ち込む陽菜でしたが、親友の理子が変異したアンゲルゼの少女マリアのほっぺにチューで全回復します。
陽菜、理子、楓の三人で約束していた外出だったので、マリアから力をもらった陽菜は自分の中に理子がいるような気持ちになったのでした。

アンハッチ

ここではアンハッチの厳しい現実が突きつけられています。
有紗さんが力の使い過ぎで、実は髪は残ってなくかつらだったり、アンハッチは短命だということが描かれています。

剥がれ落ちる世界

陽菜はキャリア(アンゲルゼウイルスに感染していて発症してない状態)を強制的にアンゲルゼに変異させろと言われて、仕方なく変異させます。

夜の海

陽菜は港の家にいってバーベキューをしたり海へ行ったりして楽しみます。
小休憩、嵐の前の静けさといったところです。

レクイエム

実際の対アンゲルゼ戦を想定した訓練です。
ここでマリアは暴走してしまいます。

夏の終わり

模擬訓練を終えた陽菜たちはみんなで花火をします。
最後に全員にかかわってくるような死亡フラグの一文で幕をしめます。

感想

主人公の腹筋が割れて、ムキムキになる巻。
ちょっとマッドサイエンティスト気味なお医者さん(女性)が出てきたり、眼鏡軍人がおやじギャグを言ったりします。
ギャグとシリアスのバランスがよく、ぐいぐい読めちゃいます。
最近ですと書店ではあまり見かけません。ですので書店で取り寄せてもらうか図書館で取り寄せてもらうかアマゾンがおすすめです。

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く