民主主義で意識したい3つのこと

28276viewsvioletReadervioletReader

このエントリーをはてなブックマークに追加
バカに民主主義は無理なのか? (光文社新書)

 民主主義は「善いモノ」?という疑問を持ったことはありませんか? そういう疑問について、3つのテーマからまとめてみました。

民主主義で意識したい3つのこと

日本人が民主主義で苦手なところ

  • 日本の政治がダメな理由のひとつは、はっきりしている。 日本では、政治家が虚偽の説明をすることに寛容であり、それどころか、国民もメディアも、嘘でもいいから耳触りのいい話を聞きたがる。出来もしない政策を掲げる政治家を「いい人」と呼んだりする。 この体質が改まらない限り、政治家も本当の説明はしがたいだろう。また、それをいいことに、耳触りのいいマニフェストを掲げて選挙に当選し、当選した後は政策を豹変させる政党も跡を絶たないだろう。
  • 日本人は、リスクが嫌いなのではなく、リスクについて考えるのが嫌いなだけなのかもしれない。

民主主義がポピュリズムに支配されるとき

  • ポピュリズムは、政策よりも、既存の秩序に対する「恨み」を煽ることで盛り上がる。
  • ポピュリズムの結果、カリスマが求められることがある。カリスマは本質的に民主的ではなく、君主制や神権政治に属する存在だ。決断力とリーダーシップに富むヒーローへの願望は、民主主義にとっては危険な感覚だ。そもそも複雑な問題を簡単に「決めて」どうする。

選挙で起こる、ダメなところ

  • 「わかりやすい説明」は嘘の温床である。
  • 二者択一を迫るような政策提案も、欺瞞に満ちている。選びたくない二つの道を示されても困るのだ。「暑いのと寒いのと、どちらがいいか」といわれたら、私は迷わず「涼しいのと暖かいのがいい」と答える。
  • 選挙制度の最大の欠陥は、立候補した人間のなかからしか、われわれの代表を選べないという点にある。つまり、「出したい人ではなく、出たい人からしか選べない」。立候補者は、基本的に自信家であり、自薦をするくらいだからやる気はあるのだろう。やる気がないのも困りものだが、「やる気」の別名は権力志向である。

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く