物事の本質を正しく理解するための分析手法

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意思決定のための「分析の技術」―最大の経営成果をあげる問題発見・解決の思考法 (戦略ブレーンBOOKS)

物事の実態・本質を、正しく理解し、正しい対応をするための分析手法を、豊富なケーススタディとともに解説されています。

分析の基本

分析の基本は以下の4つ。

・大きさで考える

・分けて考える

・比較して考える

・時系列を考える

では1つずつ要点をまとめる。

大きさを考える

■大きさの程度
=オーダーオブマグニチュード
全体としての意味付けをとらえるために
大きさに対する正しい認識が必要。

■80対20の法則

ex.小売店で、
新たな計画や試作を打つ際に、
上位20%の品目に注目、あるいは下位80%の品目と
別のルールをつくることが有用らしい。
パレートの法則。

■感度分析

感度=ある行為が結果にどの程度影響を与えるかという程度。

選択肢を検討する際に、全体のなかで
それぞれの選択肢の感度=影響度の大きさを位置づけて
作業に取りかかると有効。
粗くてもいいから全体像をつかもうよ。

■総資源の配分を考える

資源配分は基本的で重要な意思決定であるが、
歴史的な結果として現在の状況が生まれただけで、
再配分されたものでない事が多い。

実際には、人数、金額、時間で考えたほうがよい。

■クリティカルマス
=しきい値

成果をあげるための最低必要量
→満たなければ無駄な投資

分けて考える

■市場を分けて考える

・マーケットセグメンテーションの軸

ジオグラフィック

デモグラフィック

サイコグラフィック

■損益を考える

利益=売り上げ数量×1個当たり粗利益-諸経費

これを分けて考えると、

・売り上げ数量を大きくするには

市場の大きさ自体の拡大

他社との競争で有利な市場地位を獲得するための
 マーケティングミックスの駆使

【分けて考えるたjめの基本原則】

分け方によって、その後の作業に要するエネルギーや
成果が大きく変わってくる。

的確に分けるための助けとなる3原則!
MECE、マネプリ、全体把握。

1.MECEに分ける
+ー×を意識
切り口の軸を明確に

足し算

ex 売上高

引き算

全体ー考えつくものをできるだけ拾ったもの=「その他」

かけ算

有効なかけ算の関係の発見は効果的

ex  売上高=店舗数×1店当たり売り上げ

     =個数  ×単価

    =客数  ×客単価 

    =店舗数×1店当たりの売り上げ

    =面積  ×単位面積当たり売り上げ

2、マネジメントインプリケーションを考えて分ける

分析とは経営上の判断を助け「効果的な打ち手」を期待するもの。

3、全体を把握して検討対象の位置づけを考える

■多元の要素を考える

・タテとヨコに分ける
分けるための指標を、多くの要素の中から
”もっとも重要かつ効果的”と思われる「2」つの指標を取り出す。

比較して考える

一つの事象を単独で検討してもできないことが、
二つ以上の事象を比較検討することにより、
そのなかに含まれる法則性やしょげん要素の相互作用や重要性の程度を判別する事ができる。

■比較のための基本姿勢

1、アップル・ツー・アップルを考える
2、枠組みを工夫する
3、説得の手法を考える

よく使われるもの
・ギャップ分析
・コスト比較
・シェア比較
・ソフト要素比較

つまり、
比較する際には、
「目的に応じ」「適切な枠組みを工夫して」
「できるだけアップルツーアップル」で比較する事が重要!

時系列を考える

■自社の戦略を自覚する
 ・インプリシット・ストラテジー
  インプリシット=「明示されていないが含蓄・包含されている」

■大きな流れ/変化を読む

■繰り返し現れる変化のパターンを読む

■変曲点に着目し、兆候を読み取る

以下のこともできるとなおよい。

バラツキを考える

 ・二元の平面上に表示
 ・法則性を検討
 ・マネジメント・インプリケーションを読み取る

過程、プロセスを考える

ツリーで考える

・ロジック・ツリー

・イシュー・ツリー
 

・業務ツリー/テーマ・ツリー
 

・ディシジョン・ツリー

不確定、あやふやなものを考える

 ・信頼性のレベルにより情報を分類
 ・ロジックとフレームワークを活用
 ・プロセスを活用
 ・多数の意見を集約

人の行動、ソフトの要素を考える

ビジネスマンに必要とされる分析の技術についてあり、後づけの理論ではなく、要素にきっちり分解して、その要素ごとの関係を考える、という真っ当な分析スキルが身につく1冊だと思います、オススメです!

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