コンサルタントの9つの分析方法!意思決定のための「分析の技術」

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意思決定のための「分析の技術」―最大の経営成果をあげる問題発見・解決の思考法 (戦略ブレーンBOOKS)

まえがき

著者のコンサルタントとしての経験を通じた、分析の切り口や方法論を整理・体系化した良著。

1.大きさを考える

-オーダー・オブ・マグニチュードを常に意識する
-考え方のツール・フレームワーク
 ・80対20の法則
 ・感度分析
 ・総資源の配分
 ・クリティカル・マス

2.分けて考える

-意義
 ・分けて把握することによって、物事の本質を正しくつかむ
 ・整合性のとれた有効な施策、資源の効果的な活用と再分配を図る
-基本原則
 ・全体を把握して検討対象の位置づけを考える
 ・マネジメント・インプリケーションを考えて分ける
 ・MECEに考える
-多元の要素を考える
 1)分野を絞り込み、そのなかで二元の要素を考える
 2)二元分析の上に三元目の指標を乗せる
 3)割り算をする(二元の要素を一元にする)
 4)多数の要素をより大きな二軸に集約して考える
 5)多元回帰などの数学的処理法を用いる

3.比較して考える

-基本姿勢
 ・apple to apple
 ・枠組みを工夫する
 ・説得の手法を考える
-比較の事例
 ・ギャップ分析
 ・コスト比較
 ・シェア比較
 ・ソフト要素比較

4.変化/時系列を考える

-自社の戦略を自覚する
-大きな流れ/変化を読む
-繰り返し現れる変化のパターンを読む
-変曲点に着目し、兆候を読み取る

5.バラツキを考える

-意義
 ・現状をより正しく理解して意味を読み取る
 ・バラツキをいかに活かすか、どう利用できるかを考える
 ・バラツキに対してどのような規律・秩序を持ち込むべきかを考える
-分析の手法
 ・二元の平面上に表示
 ・法則性を検討
 ・マネジメント・インプリケーションを読み取る

6.過程/プロセスを考える

-プロセスを追って因果律を考える
 ・モノや作業の流れ
 ・漏れの過程
-ビジネス・システムを考える
 ・全体のコストを最小にし、顧客への最大のサービスレベルを達成
 ・もっとも効果的に付加価値を取り込み、収益性の高いシステム
 ・特に成功に欠かせない要素:KFS(Key Factor for Success)
 ・全体成果に極めて有利に作用するポイント/どこかを僅かに改善するだけで全体が見違えるようによくなるポイント:レバレッジポイント

7.ツリーで考える

-ロジック・ツリー
 ・メッセージを抜け漏れなく正しく主張するためのフレームワーク
 ・帰納と演繹を組み合わせたピラミッド型
 ・一番下のレベルは、事実またはきわめて蓋然性の高い命題
-イシュー・ツリー
 ・課題解決のため、具体的な複数の構成要素に分解していき、解決のためにはどの要素が重大かを検討・実証するフレームワーク
 ・解明すべき事実が未知であるとき、何の事実を明確にすべきか検討するためのもの
 ・イシューの設定は「解決志向」に
-業務ツリー/テーマ・ツリー
 ・現在の業務や開発活動の全貌を、大小関係、従属関係、相互関係がわかるように樹状に構成して把握する手法
-デシジョン・ツリー
 ・時間軸の上で、ある選択をした場合/しなかった場合に起こりうる事象についてその事象の内容・起こりうる確率を検討
 ・価値を現在に引き戻して比較し、選択・決断の指標に
 ・主観的な選好やリスク忌避の要素も客観的に自覚して評価・選択のなかに入れる必要がある

8.不確定/あやふやなものを考える

-経営の非科学的性質
-不確定なものを判断するメカニズム
 ・「狭いが線型で正確な判定が可能な要素」と「広く非線型でバラツキの大きい要素」の組み合わせ
-4つの方法論
 ・信頼性のレベルにより情報を分類
 ・ロジックとフレームワークを活用
 ・プロセスを活用
 ・多数の意見を集約

9.人の行動/ソフトの要素を考える

-枠組みの工夫
-事実を把握するための工夫
 ・観察すること
 ・記録すること
 ・調査すること
 ・実験すること
-あらゆる情報を動員する工夫
-データや情報を効果的に用いる工夫
 ・定量的に処理
 ・図化し、視覚に訴えて意味づけ
 ・仮説を立て検証しつつさらに意味を深める
 ・シミュレーション
-先人の知恵や諸学問分野の成果・学説等を活用する
 ・問題解決のヒントを得る
 ・分析のツール・枠組みとして活用する

終章.コンサルタント能力の全体像と分析の位置づけ

-コンサルタントに必要なもの
 (1) コンサルタントとしての基本姿勢・態度
 (2) 問題解決作業を進めるためのプログラム・知識・概念など
 (3) (2)を実施するためのチーム運営の能力・技術
 (4) (2)(3)の作業を遂行するための事実の把握・分析の手法・技術
 (5) 変革推進のための考え方・手法

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